ブログ

『サピエンス全史』で食生活を改善?

さて今回も食事ネタです。コロナウイルスへの感染は防げないかもなので、重症化は何とか防ごうということでいつもより食への関心が高いのです。まずは、なぜか『サピエンス全史(上)』(河出書房新社)からの引用です。

「何が狩猟採集民を飢えや栄養不良から守ってくれていたかといえば、その秘密は食物の多様性にあった。農民は非常に限られた、バランスの悪い食事をする傾向にある。とくに近代以前は、農業に従事する人々が摂取するカロリーの大半は、小麦、ジャガイモあるいは稲といった単一の作物に由来し、それらは人間が必要とするビタミン、ミネラルなどの栄養素の一部を欠いている。従来、中国では典型的な農民は、朝食にもご飯、昼食にもご飯、夕食にもご飯を食べた。(中略)これとは対照的に、古代の狩猟採集民は、平素から何十種類もの食べ物を口にしていた。農民の古代の祖先である狩猟採集民は、朝食にはさまざまなベリーやキノコを食べ、昼食には果物やカタツムリ、カメを食べ、夕食にはウサギのステーキに野生のタマネギを添えて食べたかもしれない。(中略)このような多様性のおかげで、古代の狩猟採集民は必要な栄養素をすべて確実に摂取することができた」

この箇所がすごく印象に残って、自分の食生活を改善する意欲が上がりました。朝食パン、昼食パスタ、夕食どんぶり、なんて炭水化物祭りの日々を過ごしてる場合じゃない、と。とにかくもっと多様なものを口にしよう、と。

しかし改善したくても最初は途方にくれました。家庭科の授業で習った1食ごとにバランスの良い食事を、は今の自分の料理スキルでは続けるのが難しそうです。そこで毎食ごとにバランスよくは当面あきらめて、1日単位・1週間単位でバランスが良ければOKと割り切ることにしました。

まず夕食は変えるのが現状難しいので昼食にターゲットを絞りました。前回に紹介した『薬膳ひとり鍋』(主婦の友社)のレシピが自分にはぴったりで、昼食の多くは薬膳鍋になりました。これで炭水化物の多い昼食から、野菜、きのこ、肉などのタンパク質系中心の昼食に入れ替え成功です。

ただし、『薬膳ひとり鍋』の手法である「栄養分が流れ出ているお鍋の汁も飲むべし」だと通常の鍋料理よりは栄養を多く摂取できそうだとしても、加熱するとダメになる栄養素は期待できません。

そこで朝食は果物を中心とすることにしました。ここ最近は朝食に果物、昼食に薬膳なべ、夕食はお弁当、という日が多くなり、格段にバランスが良くなりました。また、食べたいときにはパン、パスタも食べたいので、1週間単位でバランスを考えて、薬膳鍋の昼食では炭水化物は口にしていません。

難しく考えすぎずにシンプルに「多様なものを口にしよう」は自分にとっては良いキャッチフレーズでした。食生活の改善につながってくれました。もちろん食生活改善のために『サピエンス全史』を読んだわけではないですが…、思わぬ副産物でした。

PAGE TOP