今回も5月に読み直している『しないことリスト』pha著(だいわ文庫)より。LIST25「同じ土俵で戦わない」というタイトルの文章の一節です。
僕や僕の友人のように、そうした多数派の生き方にどうしても適応できない性質を持った人が世の中にはいる。そういう自覚がある人は、何らかのスキルを身につけよう。
スキルがあっても、転職を繰り返す生活やフリーランスで仕事をする生活はあまり安定しないもので、結局食い詰めてしまう人も多い。だから、そんなに万人にはおすすめしない。
でも、「毎日決まった時間に起きられない」とか、「毎日同僚や上司と最低限の協調性を持ってコミュニケーションをする」とかができないような人は世の中に一定数いるし、そういう人は生き延びるために何か自分の武器になるようなスキルを持つことを目指すしかないのだと思う。
多数派のために作られた働き方の中では、少数派は不利な闘いを強いられる。同じ土俵で闘っても勝ち目はないので、なんとかして自分に向いた場所を見つけよう。
社会ってどうしたって多数派に合わせて作られますし、それにどうしてもなじめない人(少数派)は生じますよね。
同じそういう少数派タイプの人でも、苦しみながらも何とか多数派の社会に合わせられる人もいる一方で、どう頑張っても合わせられなさそうな人も見かけます。
そういう人は無理に「普通」に合わせようとするより、今回紹介した一節のように少数派戦略をとった方が良いように思えます。
たとえば「朝起きられない自分」を責めるより、それらがどうしても克服できないのであれば、もうそんな自分を受け入れ、発想を転換して「朝起きれなくても出来る仕事」を探す方が幸せな人生につながるように見えるケースに何度も遭遇してきました。
ある種の自己受容をできると、人生って良い方向に向かい出すものです。
というわけで、少数派の人の人生戦略に参考になりそうな文章の紹介でした🍀