今回も最近読み直した『自分の時間』アーノルド・ベネット著(三笠書房)の雑感です。
まずは印象に残った箇所の紹介です。( )内は私が補足で入れました。
(読書の注意事項の)2つめは、よく読むと同時に考えよということである。
多くの本を読みながら、そのことがバターつきパンを切るのと同じ程度にしか、その人の人間性にプラスになっていない例を私は知っている。彼らが読書にふけるのは、酒好きが飲酒にふけるのと変わりがない。
(中略)
自分が読んだものについて、少なくとも45分くらいかけて、注意深く、しんどくなるくらいに反芻してみないなら、せっかくの(読書のための)夜の90分も無駄に費やされたのだといっても過言ではあるまい。
1日あたりたった30分とはいえ今までこつこつ本を読んできたはずなのに、正直あまり自分の血肉になっていないんですよね~
読書メモの手法などを学んで試してみたりするものの、どれもこれもしっくりこないまま…
ず~っと困っています(^^;)
上記の箇所は「反芻は読書のための時間の半分をかける価値がある」ってことだと思うのですが、これまでの自分の読書には圧倒的に「反芻」という姿勢が欠けていて、いいなと思った本の内容をまるで試験勉強のように覚えにいこうと無意識にしてしまっていたのが根本的な間違いだったのかもしれないな…と思いました🍀